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水俣から福島へ

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先日(11月2日)、「週刊金曜日」の20周年の集いがあり、そこで編集委員である田中優子と中島岳志との短い対談があった。その時の話で出たのが水俣病についてであった。そして、原発事故との関連についても触れられ、この国の在りようは今も昔も変わらず、無垢な人々の犠牲の上に成り立っていることが伝わってきた。

 また、石牟礼道子の水俣病へのかかわりが、いま新たに発生した原発事故(東電の放射能垂れ流し事件)への対応になんらかのヒントがあるのではないかとおもい、彼女の著作を読みたい衝動に駆られた。

 その時紹介されたのが、「蘇生した魂をのせて」(石牟礼道子著)である。この闇の中に入るとつぎつぎと彼女の作品が読みたくなった。「苦界浄土」「水俣病闘争 わが死民」と続いている。「常世の舟をこぎて」(緒方正人、辻信一著)は緒方正人の半生が語られ、加害者との闘い方に多くの示唆が含まれている。

 水俣病がチッソの毒物垂れ流し事件であったとするならば、原発事故は東電による放射能垂れ流し事件である。そして、これらの事件は1890年以降の足尾鉱毒事件に始まり、イタイイタイ病事件、四日市公害事件など連綿と続き、その被害規模は拡大しているのである。経済的利益優先、金で物事を動かそうとする営みは時がたてば必ず新たな被害を生み出すことは想像に難くないのである。

 いま、加害者東電・国と向き合い、この前代未聞の放射能垂れ流し事件を前にし、その責任をどう取らせるべきか、そのヒントを得るべく、過去の事件に学ぼうとしている・・・。

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