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受動喫煙被害損害賠償事件の判決があった

12月17日、東京地裁でタクシー運転手安井幸一氏の受動喫煙被害損害賠償訴訟の判決があった。2008年に提訴してから5年が経過してやっとこの日を迎える。判決は残念ながら棄却。しかしながら、安井氏本人と岡本光樹弁護士の粘り強い努力と情熱により、一部ではあるが今後の闘いに生かせる指摘を勝ち取ることができた。

1、受動喫煙は、呼吸器系のがんや虚血性心疾患の因子として医学的な関連性が肯定されることについては、コンセンサスが成立している。

2、コホート研究において、考えられるバイアス要因をすべて排除することなど不可能であり、こうした攻撃によって疫学研究の成果を否定しようとするのが、真摯に科学的な態度とはいえない。能動喫煙と受動喫煙が、同じたばこ煙への暴露であるからと言って同列に論じえるようなものでないことは、被告が主張するとおりだが、そのような違いがあるからといって、受動喫煙について蓄積されてきた疫学調査研究による実証的な成果を否定する理由にはならない。

以上2点は被告JT側の言い分を退け、原告の主張をほぼ認めたものといえる。しかしながら、損害賠償が認められていないことや病気になった原因をタバコとしていないことをなどから今年中には控訴する予定だ。

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