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2013年4月

東京新聞・発言投稿文(2013.4.18)

見出しの「東電に事故処理能力はあるのか」が「英知結集し収束を急げ」に

 

 あの忌まわしい原発事故から2年が経った。しかし、その後も大きな事故が相次いでいる。当事者能力が欠如した事故対応の遅さ、相も変わらない隠ぺい体質など、もう東電に頼ってはいけないのではないか。

 それにしても、国策で原発を推進してきた国はただ見つめているだけなのか。なぜ、前面に出て事故処理に当たらないのか。もし技術力がないなら、世界からその知恵を求めるべきではないのか。

 原子力規制委員会も早い段階で現地へ出向き、現状と事故処理の実態を把握しなかったのか。停電や汚染水漏れの改善策を提示できないのなら、その存在価値はない。

 安倍政権は、前政権の事故収束の宣言を撤回し、すべての英知を動員して、一刻も早く安心できる状態へと事故対応体制を再構築していただきたい。

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神奈川新聞自由の声掲載文(2013.2.19)

「軽減されない基地の被害」

 

先日、沖縄を旅してきた。私の住む神奈川以上に、基地被害に苦しめられている。日本の陸地面積の0.6%にすぎない所に在日米軍基地・施設の74%が存在している。

 そして今、本島の北部にある「やんばるの森」に新たなヘリパットの基地が建設されようとしている。また、普天間基地の移設先として、青く美しいジュゴンのすむ辺野古の海上が予定されている。普天間基地にはオスプレイが整然と並び、基地の周りにへばり付くように立ち並ぶ住宅と好対照だ。オスプレイの配備で騒音の被害がより深刻になり、墜落等の危険への不安が高まっている。

 先月、沖縄の代表が首相官邸を訪れ、安倍首相に全市町村長、議会議長の署名入り「建白書」が手渡された。オスプレイ配備撤回と同基地の閉鎖・撤去が記されている。

 自宅近くに厚木基地があり、米軍による爆音被害などが後を絶たない。静かな空を求める厚木基地爆音訴訟は4次にもなるが、一向に軽減されていない。ともに、住民らの声は無視され続けている。これで本当の民主主義国といえるだろうか。

 

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2012年度無煙映画大賞が決定しました。

2012年度無煙映画大賞 

   

無煙映画大賞作品賞   「しあわせのパン」 監督=三島有紀子  製作=製作委員会

無煙映画大賞主演女優賞 綾瀬はるか  主演作品「ひみつのアッコちゃん」「ホタルノヒカリ」                         

無煙映画大賞主演男優賞 松坂桃李  主演作品「ツナグ」「今日、恋をはじめます」

無煙映画大賞監督賞   斉藤玲子  「よだかのほし」

無煙映画大賞特別賞   「ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳」 

            「よみがえりのレシピ」

「スケッチ オブ ミャーク」

無煙映画大賞特別アニメ賞 「アニメ・ジュノー」

 

<受賞理由>

「しあわせのパン」 (無煙映画大賞作品賞)

 喫煙シーンがなく、映画出演者や制作者の受動喫煙被害を防止しただけでなく、FCTC(タバコ規制枠組条約)13条を遵守しタバコの宣伝をせず、鑑賞者をタバコから守りました。

また、映画の内容も北海道を舞台に小さなパンカフェでのさまざまな人間模様を優しく丁寧に描き、おいしそうな料理で観客を包みました。主演の原田知世さんのデビュー30周年の作品が無煙でとても素晴らしいです。

 

綾瀬はるか (無煙映画大賞主演女優賞)

 「ひみつのアッコちゃん」で10歳の小学生を、また「ホタルノヒカリ」では仕事はできるけど家ではゴロゴロしている通称「干物女」を、それぞれ見事に演じ分けました。これからもタバコとは無縁の作品を選んで出演し、いつまでも健康で美しい肌を保ち、映画界発展のためにご活躍されることを期待いたします。なお、大河ドラマ「八重の桜」も楽しみです。

 

松坂桃李 無煙映画大賞主演男優賞

 「ツナグ」では死んだ人と再会させることができる使者ツナグの修業中の高校生を、「今日、恋をはじめます」ではわけありのイケメン高校生を、それぞれ魅力的に演じました。これからもタバコとは無縁の作品を選んで出演し、いつまでも映画界発展のためにご活躍されることを期待いたします。

 

斉藤玲子 (無煙映画大賞監督賞)

 「よだかのほし」は、都会で孤独な女性が故郷を訪れることで人間性を取り戻すという内容です。東北を舞台にし、宮澤賢治をイメージする静かで穏やかな作品となりました。これからもタバコとは無縁で俳優やスタッフの健康を守り映画界で活躍されることを期待いたします。

 

「ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳」 (無煙映画大賞特別賞、長谷川三郎監督)

ヒロシマの被曝者を撮影したことがきっかけで報道写真家となり、90歳の今もニッポンの嘘を撮り続ける福島菊次郎の姿は、タバコという「ニッポンの嘘」と闘う私たちに大きな勇気をあたえてくれました。

 

「よみがえりのレシピ」 (無煙映画大賞特別賞、渡辺智史監督)

山形県で今も残る在来作物を細々と伝える農家やその作物をイタリアンに変身させるシェフの姿を描いています。特に伝統的な焼き畑農法を映像に残したことは評価できます。

 

「スケッチ オブ ミャーク」 (無煙映画大賞特別賞、大西功一監督)

沖縄県宮古諸島に口承で伝わり、10年後には失われてしまうであろう「古謡」と「神歌」の世界を映像に記録し、永遠のものとした製作者の心意気は観る者を感動させます。

 

「アニメ・ジュノー」(無煙映画大賞特別アニメ賞、木村真一郎監督)

原爆投下後の広島で医療に尽力したスイス人医師マルセル・ジュノーの生涯を描いたアニメ映画。

ヘビースモーカーだったジュノーを描くにあたり喫煙場面はまったく入れず、マッカーサーの場面も煙の出ていないコーンパイプを持たせるだけにしました。煙を出さなくてもジュノーの功績は充分伝わる秀作となりました。

 

<2012年 汚れた灰皿賞(モクモク賞)> (注3

 「ALWAYS 三丁目の夕日 64」(山崎貴監督)

 「苦役列車」(山下敦弘監督・2年連続受賞)

 「アフロ田中」(松井大悟監督)

 「愛と誠」(三池崇史監督)

 「鍵泥棒のメソッド」(内田けんじ監督)の各製作者

以上5作品を代表して、「ALWAYS 三丁目の夕日 64」無煙映画大賞汚れた灰皿賞を授与します。<理由>・主役の吉岡秀隆と堤真一がたえず喫煙 ・タバコパッケージのアップ ・医者が喫煙 ・近所のタバコ屋のアップ ・オリンピック記念タバコのポスター  ・残留タバコ煙の中に新生児

  

☆過去の受賞歴(作品賞) 

2011年「ツレがウツになりまして。」(佐々部清監督)

2010年「アンダンテ ~稲の旋律~」(金田敬監督)

2009年「おと なり」(熊澤尚人監督)

2008年「ハンサム★スーツ」(英 勉監督)

2007年「キサラギ」(佐藤祐市監督)

(2005年、2006年は該当作品なし)

2004年「父と暮せば」(黒木和雄監督 宮沢りえ、原田芳雄出演)

  

(注1)FCTC第13条 タバコの広告・販売促進・スポンサーシップの制限・禁止をする。

従来からある情報提供手段(印刷・テレビ・ラジオ)およびインターネット、携帯電話、映画を含むあらゆる形のニューテクノロジーを用いた情報提供手段による広告・宣伝の禁止。

2)PP(product placement) とは、映画やテレビの番組内で、広告主の商品を使い、認知やイメージを高めようとする広告手法。広告主は、商品を製作側に提供する。CMよりも商品に対する視聴者の重要度が高いという長所がある。反対に、商品の表現について製作側から制限される場合もある。製作者側も広告主も共同のキャンペーンが張れるというメリットがある。(経済ビジネス用語辞典より)

(注3)「汚い灰皿賞」(Dirty ashtray award)は喫煙シーンの多い映画に対して授与される不名誉な賞です。

 

☆この賞は次のようなことを目的に設けられました

➀ 映画に携わる俳優及びスタッフなどすべての働く人々をタバコの能動喫煙、受動喫煙の害および残留タバコ煙の害から守ること。

➁ 映画俳優の喫煙シーンがきっかけでタバコ依存症などになった人が多いので、喫煙シーンをなくすことで当事者だけでなく観客もタバコの害から守ること。

➂ 2004年に日本も批准し、世界175以上の国や地域が批准している国際条約「タバコ規制枠組条約(FCTC)」第13条(注1)を遵守することを促します。

④ ①、②、③により、映画に関わる人々がいつまでも元気に活躍され、また映画を楽しむことができること。また、タバコのない健康な社会となることを願うものです。

☆選考に当たっては、以下のことを考慮しました。

➀ 2012年中に一般公開された日本語映画であること。ただし、原則として時代劇とアニメは除く。

➁ 作品にタバコの煙がでないこと。PP(注2)としてのタバコも登場しないこと。

➂ 誰でもが楽しめる内容であること。

 

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湯河原温泉・禁煙の宿「ゆっくり」

2013_003神奈川県は他県に先駆けて受動喫煙防止条例を施行しました。そのときに湯河原の旅館組合は組合をあげて反対したのです。
そんな湯河原温泉にも禁煙を売りにしている宿がありました。「源泉宿ゆっくり」です。どうゆう理由かわかりませんが、館内にも狸の置物がたくさん。でも空気がきれいで、お風呂の温度も常に入りやすい温度に調整されていて快適です。
素泊まりが基本ですが、朝食は2種からの選択で頼むことができます。夕食は付きませんので、近くの禁煙の店でと思ったのですが、こちらは適当な店がありませんでした。そこで、持ち込みは自由なので、駅でお弁当を買っていき食べることに。つまみも適当に買っていったのでこれもそれなりに楽しいやり方でした。
うれしいことに、受動喫煙防止条例が施行後、お客さんは増えているということです。時代はいまやタバコの煙から解放される方向へと向かっているのです。そのことを理解していない古い体質の旅館は結局淘汰されていくでしょう。
もうひとつ、この宿の特徴。風呂場の近くに卓球台があります。一昔前は、温泉といえば卓球でしたよね。久しぶりに遊んでしまいました。
喫煙所は3階にあります。締め切りのある個室で窓が付いています。「吸うときはドアを閉めてください。」との表示もしてあります。今回は5組の人が泊まっていましたが、誰も吸っていませんでした。部屋は2階と3階に5部屋ずつあります。私たちは2階でしたの全く問題はありませんでした。宿の注意書きに、部屋でタバコを吸うと3万円申し受けます、と書かれています。また、朝の食堂には、禁煙表示がありました。3階の喫煙所もなくなるといいのですが。

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