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2012年度無煙映画大賞が決定しました。

2012年度無煙映画大賞 

   

無煙映画大賞作品賞   「しあわせのパン」 監督=三島有紀子  製作=製作委員会

無煙映画大賞主演女優賞 綾瀬はるか  主演作品「ひみつのアッコちゃん」「ホタルノヒカリ」                         

無煙映画大賞主演男優賞 松坂桃李  主演作品「ツナグ」「今日、恋をはじめます」

無煙映画大賞監督賞   斉藤玲子  「よだかのほし」

無煙映画大賞特別賞   「ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳」 

            「よみがえりのレシピ」

「スケッチ オブ ミャーク」

無煙映画大賞特別アニメ賞 「アニメ・ジュノー」

 

<受賞理由>

「しあわせのパン」 (無煙映画大賞作品賞)

 喫煙シーンがなく、映画出演者や制作者の受動喫煙被害を防止しただけでなく、FCTC(タバコ規制枠組条約)13条を遵守しタバコの宣伝をせず、鑑賞者をタバコから守りました。

また、映画の内容も北海道を舞台に小さなパンカフェでのさまざまな人間模様を優しく丁寧に描き、おいしそうな料理で観客を包みました。主演の原田知世さんのデビュー30周年の作品が無煙でとても素晴らしいです。

 

綾瀬はるか (無煙映画大賞主演女優賞)

 「ひみつのアッコちゃん」で10歳の小学生を、また「ホタルノヒカリ」では仕事はできるけど家ではゴロゴロしている通称「干物女」を、それぞれ見事に演じ分けました。これからもタバコとは無縁の作品を選んで出演し、いつまでも健康で美しい肌を保ち、映画界発展のためにご活躍されることを期待いたします。なお、大河ドラマ「八重の桜」も楽しみです。

 

松坂桃李 無煙映画大賞主演男優賞

 「ツナグ」では死んだ人と再会させることができる使者ツナグの修業中の高校生を、「今日、恋をはじめます」ではわけありのイケメン高校生を、それぞれ魅力的に演じました。これからもタバコとは無縁の作品を選んで出演し、いつまでも映画界発展のためにご活躍されることを期待いたします。

 

斉藤玲子 (無煙映画大賞監督賞)

 「よだかのほし」は、都会で孤独な女性が故郷を訪れることで人間性を取り戻すという内容です。東北を舞台にし、宮澤賢治をイメージする静かで穏やかな作品となりました。これからもタバコとは無縁で俳優やスタッフの健康を守り映画界で活躍されることを期待いたします。

 

「ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳」 (無煙映画大賞特別賞、長谷川三郎監督)

ヒロシマの被曝者を撮影したことがきっかけで報道写真家となり、90歳の今もニッポンの嘘を撮り続ける福島菊次郎の姿は、タバコという「ニッポンの嘘」と闘う私たちに大きな勇気をあたえてくれました。

 

「よみがえりのレシピ」 (無煙映画大賞特別賞、渡辺智史監督)

山形県で今も残る在来作物を細々と伝える農家やその作物をイタリアンに変身させるシェフの姿を描いています。特に伝統的な焼き畑農法を映像に残したことは評価できます。

 

「スケッチ オブ ミャーク」 (無煙映画大賞特別賞、大西功一監督)

沖縄県宮古諸島に口承で伝わり、10年後には失われてしまうであろう「古謡」と「神歌」の世界を映像に記録し、永遠のものとした製作者の心意気は観る者を感動させます。

 

「アニメ・ジュノー」(無煙映画大賞特別アニメ賞、木村真一郎監督)

原爆投下後の広島で医療に尽力したスイス人医師マルセル・ジュノーの生涯を描いたアニメ映画。

ヘビースモーカーだったジュノーを描くにあたり喫煙場面はまったく入れず、マッカーサーの場面も煙の出ていないコーンパイプを持たせるだけにしました。煙を出さなくてもジュノーの功績は充分伝わる秀作となりました。

 

<2012年 汚れた灰皿賞(モクモク賞)> (注3

 「ALWAYS 三丁目の夕日 64」(山崎貴監督)

 「苦役列車」(山下敦弘監督・2年連続受賞)

 「アフロ田中」(松井大悟監督)

 「愛と誠」(三池崇史監督)

 「鍵泥棒のメソッド」(内田けんじ監督)の各製作者

以上5作品を代表して、「ALWAYS 三丁目の夕日 64」無煙映画大賞汚れた灰皿賞を授与します。<理由>・主役の吉岡秀隆と堤真一がたえず喫煙 ・タバコパッケージのアップ ・医者が喫煙 ・近所のタバコ屋のアップ ・オリンピック記念タバコのポスター  ・残留タバコ煙の中に新生児

  

☆過去の受賞歴(作品賞) 

2011年「ツレがウツになりまして。」(佐々部清監督)

2010年「アンダンテ ~稲の旋律~」(金田敬監督)

2009年「おと なり」(熊澤尚人監督)

2008年「ハンサム★スーツ」(英 勉監督)

2007年「キサラギ」(佐藤祐市監督)

(2005年、2006年は該当作品なし)

2004年「父と暮せば」(黒木和雄監督 宮沢りえ、原田芳雄出演)

  

(注1)FCTC第13条 タバコの広告・販売促進・スポンサーシップの制限・禁止をする。

従来からある情報提供手段(印刷・テレビ・ラジオ)およびインターネット、携帯電話、映画を含むあらゆる形のニューテクノロジーを用いた情報提供手段による広告・宣伝の禁止。

2)PP(product placement) とは、映画やテレビの番組内で、広告主の商品を使い、認知やイメージを高めようとする広告手法。広告主は、商品を製作側に提供する。CMよりも商品に対する視聴者の重要度が高いという長所がある。反対に、商品の表現について製作側から制限される場合もある。製作者側も広告主も共同のキャンペーンが張れるというメリットがある。(経済ビジネス用語辞典より)

(注3)「汚い灰皿賞」(Dirty ashtray award)は喫煙シーンの多い映画に対して授与される不名誉な賞です。

 

☆この賞は次のようなことを目的に設けられました

➀ 映画に携わる俳優及びスタッフなどすべての働く人々をタバコの能動喫煙、受動喫煙の害および残留タバコ煙の害から守ること。

➁ 映画俳優の喫煙シーンがきっかけでタバコ依存症などになった人が多いので、喫煙シーンをなくすことで当事者だけでなく観客もタバコの害から守ること。

➂ 2004年に日本も批准し、世界175以上の国や地域が批准している国際条約「タバコ規制枠組条約(FCTC)」第13条(注1)を遵守することを促します。

④ ①、②、③により、映画に関わる人々がいつまでも元気に活躍され、また映画を楽しむことができること。また、タバコのない健康な社会となることを願うものです。

☆選考に当たっては、以下のことを考慮しました。

➀ 2012年中に一般公開された日本語映画であること。ただし、原則として時代劇とアニメは除く。

➁ 作品にタバコの煙がでないこと。PP(注2)としてのタバコも登場しないこと。

➂ 誰でもが楽しめる内容であること。

 

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