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「カラマーゾフの兄弟」亀山版

 2012年の個人的な目標は「映画評の表現力アップのため古典に親しむ。」で具体的には1、日本の古典と言えば「源氏物語」
2、名訳とうわさの亀山版「カラマーゾフの兄弟」
の2冊を読破する、でした。なぜその2冊かと言えば古典と言えば日本が誇る最古の小説「源氏物語」、そして「カラマーゾフの兄弟」はどんなにおもしろい訳なのか知りたいという単なるミーハー的興味からです。
 「源氏物語」は田辺聖子さんの「私本 源氏物語」をあっさりと1月に読んでしまいました。元が名作だと誰がどんなにいじってもおもしろいのですね。そしていよいよ「カラマーゾフの兄弟」です。こちらは著者のドストエフスキーのスタイルなのか描写がやたら微にいり細に入りで、そこを楽しむことが作品の面白さでもあるのですが、読み通せない原因にもなっているでしょう。今回この亀山版では名訳のおかげか巻1を難なく読み終え、巻2,3,4そしてエピローグまで一気に読破できました。
 エピローグで末の弟が言う言葉の中で名言と出会いました。この言葉(ぜひ読んでください)を味わうためにこれまでの巻1から巻4があったのだと思えるほどでした。貧しさと病で苦しみながらも小説を書き続けた作者の思いが伝わってきました。もっとみんなが気軽に読めるよう「カラマーゾフの兄弟」も田辺聖子さんには時間や場所を大胆に変えていただき、兄弟の名前もわかりやすく「一郎次郎三郎」にして「超訳本」を書いてもらうともっと親しみやすくなるのになあとも思いました。
 ところで、文章力アップには読むこともだいじですがやっぱり書くことの方が効果的ですね。というわけでいい映画の評は特別800字でまとめることを今年の目標に加えました。お暇な方はそちらも読んでくださいね。(き)

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