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2012年3月

鎮魂と再生のために

これは福島県立博物館館長の赤坂憲雄さんの「復興構想会議2011.4.30発表メモの一部です。

「千数百年前の、ヤマト王権による「蝦夷征討」以来、東北は辺境=みちのくとしての負の歴史を背負わされてきた。

近代のはじまりの戊辰戦争においても、奥羽越列藩同盟を結んで戦い、敗北した。

東北はそうして、敗者の精神史に縛られ、喘いできた。

敗戦にいたるまで、東北における国家的な開発プロジェクトはたったひとつ、明治十年代の野蒜築港であり、それは台風の高潮によって挫折を強いられた。

しばしば自嘲のごとくに、戦前の東北は、東京への貢物として『男は兵隊、女は女郎、百姓は米』を差し出してきた、と語られる。

そんな東北はもはや過去のものだ、東北は十分に豊かになった、と感じ始めていた。

錯覚であった、大震災がそれをむき出しにした。

戦後の東北は、電気と部品と食料を東京への貢物としていたのである。

東北の豊かさは、なんと危うい構造のうえに築かれているのか。」

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低線量被曝の時代を生き抜く

これは、昨年11月にたんぽぽ舎で行われた肥田舜太郎さんのお話です。肥田さんは現在95歳、28歳で広島で被爆。広島陸軍病院の軍医として被爆者の治療に当たりました。

「放射線を浴びても全部が病気になるわけでもないし、死ぬわけでもありません。問題はその後の本人の生き方にかかっているということです。免疫が衰えて発病するのを防ぐためには、本人が自分の命の主人公になって、生活をととのえて生きるしかありません。『食事を大切にし、日常の生活を整える』ことです。

(中略)

僕たちはこうした何千万年と続いてきた太陽とともに生きる生活習慣をお金の都合でやめて、人間の生理と無関係な、金もうけを目的とした社会習慣にどっぷりつかって生きている。これを直さなかったら、何を勉強しても役に立ちません。だからまずどう生きるか。自分が自分の主人公になって生きる。これは日本人にとっては革命です。」

そして、最後にこう締めくくっています。

「タバコはきっぱりやめること。低線量放射線の内部被曝に負けないで長生きするのは自分の努力しかないんだと思ってください。命を守るのは自分、それが自分だけのためじゃなくて、人のためにも尽くして生きていく、そういう結びつきの社会になっていけば、必ず原爆も原発もなくすことができます。」

(市民の意見 NO.130 2012.2.1発行から)

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映画「種まく旅人」~みのりの茶~

Photo今月の無煙映画の紹介です。この映画を観て、昨年5月静岡県の梅が島温泉で行った新茶の茶摘み体験を思い出しました。いい映画です。どうぞご覧ください。

「種をまく旅人 ~みのりの茶~」 塩屋俊監督 ○  無煙映画賞候補作

 デザイナーの仕事をしていたみのり(田中麗奈)は仕事をはずされ退職します。気分転換に父親の故郷大分県臼杵市の祖父(柄本明)の元を訪ねます。祖父は有機農法でお茶の栽培をしていました。ところが病気で倒れてしまい、みのりが茶畑の作業を引き継ぐことになります。祖父の知り合いの「金ちゃん」(陣内孝則)や役場の職員の応援もあり「みのりの茶」として売り出すようになるのでした。
 大企業が農業に参加することの是非や有機農業の難しさやも出てきます。また、市役所職員の有機農業に対する心の揺れややりがいなどの問題も提起され日本の農業を考えるきっかけになります。陣内の三枚目的面白さが発揮され笑いもあります。中央官庁の役と有機農業に取り組む役とをみごとに使い分けていました。
 タバコはなし。無煙です。有機農業の第一人者で喫煙者という人もいるので心配でしたが、陣内も柄本も喫煙しませんでした。青年会の総会や婦人会も無煙でした。臼杵市役所の小さな禁煙マークもしっかり映っていました。


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つぶつぶ ゆみこ講演会

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 3月17日、神奈川県大和市勤労福祉会館で「つぶつぶ ゆみこ講演会」が開催されました。

 「パン工房ふらんす」からお誘いがあったことと、ゆみこさんの演題「放射能の中で、生きるために、今すぐできること」にひきつけられたので参加してきました。

 

 定員200名の会場は満員。若いお母さんたちがいっぱい詰めかけていました。子どもたちが駆け回るというにぎやかな会場でした。

 

 この企画は、2月に「ミツバチの羽音と地球の回転」の上映会を行った人たちが、原発事故後の不安を解消するために計画されたとのことでした。

 

 ゆみこさんの話から、タカキビをはじめとした雑穀だけは作り続けなければと気持ちを新たにしたところです。

 それにしても、これほど若い女性たちが集まっている集会をみたのは久しぶりです。それほど今の社会に対する不安をかかえているということの裏返しなのかもしれませんね。

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完全禁煙のホテル

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 東京・上野には完全禁煙のホテルがあります。どんなりっぱなホテルでもまだ全館禁煙のホテルはそうないでしょう。

 この「キューブホテル上野」は入谷口と御徒町の2軒あります。ともに完全禁煙です。

 そして、すごいところは、ホテル内でタバコを吸った場合は5万円の支払いに同意する旨書かれた書面にサインさせられるのです。

 これだけ徹底していると本当に館内の空気はきれいです。安心して過ごすことができます。

 料金も手ごろです。ぜひ東京にお出かけの際は利用してみてください。

 

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タバコ病をなくす横浜裁判・東京高裁判決

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 3月14日、「タバコ病をなくす横浜裁判」の控訴審判決が東京高裁でありました。

 地裁同様、タバコ被害に対して、無理解・無知に満ちた判決内容でした。

 驚くべきことは、まだタバコはし好品であるとの認識です。コーヒーやお茶と同じだとみているのです。

 広辞苑によると、し好品とは「栄養摂取を目的とせず、香味や刺激を得るための飲食物」となっています。(ただし、ここにもタバコは入っています)

 しかしながら、タバコは飲食物でしょうか。私たちは薬事法でいう「薬物」と考えるのですがいかがでしょうか。

 また、判決文では「たばこの製造・販売を全面的に禁止している国は見当たらない。」と言っています。しかしながら、ブータンは製造・販売を禁止しているのです。このように事実を全く無視したひどい判決です。

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お別れ会

3月12日、「タバコ病をなくす横浜裁判」の原告団長であった水野さんのお別れ会がありました。横浜市のセレモニーホール金沢文庫において、無宗教の形式で多くの人の参列の中、故人をしのぶ友人等からの挨拶もあり、とても胸にせまるものがありました。

水野さん以下3名の方が、この社会からタバコ病をなくしたいという思いで、2005年1月19日に横浜地裁に提訴し、お一人はすでに亡くなり、また肺気腫を患った水野さんは酸素ボンベをかかえながら裁判闘争もたたかってきました。

その水野さんが、高裁での判決(3月14日)を目の前にして、7日の夜に他界されてしまいました。地裁での判決は全くタバコに関して認識の甘いのもでしたが、高裁では裁判長の訴訟指揮が一転し、明日の判決にかすかな希望が見えてきただけに、その判決を聞けずに亡くなられてしまったことはとても残念です。

タバコ病を患っている者の一人として、この裁判を当初から応援をしてきましたが、明日の判決がどうなろうとも、この世の中からタバコで苦しむ人がなくなるまでは闘いをやめるわけにはいかないと決意を新たにしているところです。

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映画「ひろしま」上映会

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3月11日、浜松市の浜松市福祉交流センターで映画「ひろしま」の上映会が開催されました。

福島の農家が語る「福島の未来」ということで、私たちも福島の現状についてお話をしてきました。

これは、「酒とFOODかとう」のみね&くにさんからの依頼によるもので、「大地再生エゴマプロジェクト」のことを中心に、私たちとつながりのある人たちのことを話しました。

当日は、2回の上映と話がありましたが、1回目は600席の会場がびっしりと埋まり、2回目もほぼ席が埋まるという盛況で、放射能汚染の広がる現状を意識してか関心も高かったようです。

この映画を観て、原発事故との類似点を感じました。ひとつは、政府は事実をつたえないということ。もうひとつは、放射能被害はいつまでも続くこと、そして「ただちに影響はなく」とも数年後、数十年後にも影響が現れるということです。

この上映会を企画されたみね&くにさんのご努力は大変なものでした。市や教育委員会の後援、また近隣マスコミの後援をとり、仲間の人たちと駆けずり回って券を売りさばいてきたきたこととおもいます。

私たちの役割はそれほどではありませんでしたが、少しでも福島の現状を理解していただき、その地でこれからも生きていことしている人たちの思いが伝わっていれば幸いだと思っています。


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東電の役員を提訴

本日3月5日、東京電力の取締役員を相手取り、会社に対して損害を与えたとして5兆5千億万円にのぼる損害賠償を行うよう東京地裁に提訴しました。

この提訴を行ったのは、長年脱原発の活動を続けてきた東電の株主42名です。

この国のありようとして、個人の責任を問わないことがままあります。しかしながら、多くの組織は個人の意思の上に成り立っているものであり、結果責任が問われることは必要です。

今回の提訴は、これまでの甘えた体質に対して一撃を与えるものであり、その行くへは注目されるでしょう。

そして、この訴訟で得られた賠償金は、すべて被災者へ役立てられる内容となっています。

私も長年脱原発の株主としてかかわってきました関係上、今回の訴訟の一員に加わっています。これで、現在かかわっている進行中の裁判は3つとなりました。厚木基地爆音訴訟(原告)、横浜タバコ病裁判(応援)、東電株主代表訴訟(原告)です。

この3つは構造的に同じ問題をかかえていて、なかなかやりがいのある裁判です。

今回は沖縄にいて参加できまなかったのは残念です。

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琉球舞踊・花風

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首里城公園内の一角で行われた「舞への誘い」の演目の一つに「花風」というのがありました。

見惚れてしまうような見事な舞でした。

こんな舞が週4日も行われているとは知りませんでした。それも無料です。

なお、演目はその日によって変わるようです。

ぜひ一度ご覧ください。

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金城町・パワースポット巡り

那覇まちま~いの「世界遺産玉陵と金城町・パワースポット巡り」に参加しました。首里城には何度か行っているのですが、その近くにこんな静かなところがあるのを知りませんでした。

P1020074_480x640 那覇の街並みを見下ろしながら石畳の道を下っていくと、そこにはこのような大木だ聳え立っていました。まわりにはこのような大きな木が何本もあります。セーファーウタキを思わせる静寂な空間です。

 団体客でにぎわう首里城を離れて、のんびりとした「木から気をもらう」楽しいひと時でした。

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